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抑揚(よくよう)のある話し方

質問「かたい話し方になってしまうんです」とか「きれいに話し過ぎて、一本調子になってしまうんですが、どうしたらいいでしょうか」という悩みや質問を受けることもあります。

確かにきれいな話し方をずーっとすると、最初はきれいなんですが、一本調子で話を続けると、眠くなってしまうという経験はないでしょうか?

あまりに上手すぎて、一本調子で滑らかに行き過ぎて退屈になってしまう。そういうことがあるんですね。

ではどうしたらいいか?ということなんですが、話し方を身に付けるということは確かに大変なんですが、

では一つ覚えておいてください。一本調子の時に間をとるということです。

「こう来て、、、だからこうこうこうで、、、、ですからこういうことになるんです。」大事なところで間をとる、

あるいは情景描写をするときに間をとる、ということです。

これは確かに、なかなか声ができていないとか、経験ができてこないと難しいんですが、

意識的に、例えば原稿があれば、原稿に「ここは間をとる」というチェックをしてみてください。

勇気をもって間をとってみてください。

そうすれば少しでも説得力を増すことができるようになります。

テンポをすこし変えてみる、転換するために間をとる、ということです。

そして声を鍛えることによって、今度は音域が広がってきますので、声の抑揚をつけていくことができるようになるんですね。

「プロの音域を皆さんにしてください」というわけではありません。

ご自分の音域の中で少しでもイントネーションや抑揚、音の高低を意識して話をするようにしてみてください。

意識してみるだけでもいいです。まずは意識を変えてみてください。

そして技術を身に付けていくことによって声が大きくなりますので、その抑揚が自然とできるようになってきます。

ですので、一本調子できれいな話し方をしているときには、キーワードは「間」と「声による抑揚」これを是非意識してみてください。

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