司会 朗読 話し方

人を惹きつける話術

 質問「人を引き付ける話術を身に付けたいんですが」どうすればいいですか?

この話術はちょっと高等なんですね。

私も勉強中ではあるんですが、どういう風に人を引き付ける話をすることができるのか?

いくつかご提案していきたいと思います。これも個人差があって、キャラクターにもよりますからね。

正解というのはないんですが、強いて言えば、自分の体験談を織り交ぜて話をする。

要は感動したことを伝えるということです。

知識の羅列、例えば原稿を準備して資料を棒読みをして解説をしていく、これは内容を伝えるときにはその話し方で十分いいんですが。

それだけだとどうしても飽きてしまったり眠くなったりしてしまいますよね。

ですからまずは自分で感動することです。何かスポーツを見て感動する、文化の絵を見て感動する。あるいはダンスを見て感動する、スポーツを見て感動する。学校に行って誰かの子供の話を聞いた、講演者の話を聞いて感動するということです。

そして自分が感動した話しを織り交ぜていくということですね。

そうすれば人の知識とか資料の知識ではなくて、自分の感動を伝えることができるので、意識を、思いを自然と伝えることができるわけです。

自分の得意分野、私は「話し方」にしましょう。ダンスが好きな人であれば「ダンスの話」をするときに、生き生きと話をすることができますよね?その人の得意分野、撮影が得意な人であれば「これはこういう風にやるんだよ」と話をするときに、本当に生き生きとされると思うんですよね。

介護の話、自分の弁当屋さんの話、学校の生徒の話、家族の話、そういうことをしているときに皆さん生き生きと話をされているのではないでしょうか?だから自分の感動したこと、思いを伝えていくことです。

これは下手くそでもいいんです。「自分のこと、思いを伝える」これが一番大事ですね。時には自分の失敗談を入れることもいいと思いますね。

自慢話。これは聞いていて「はいはい」となることもあると思いますね。多少は人間ですから言いたくなることもあると思うんですが、自分のドジな、トンチンカンな失敗をしてしまった、そういう失敗談も共感を得て、それで共通の感情になるので引き込まれてしまう、ということがあります。

なので自分の感動、失敗談も織り交ぜてみると引き付けられていくんじゃないですかね?

私はこれまでに、アナウンスの仕事、司会の仕事で数限りなく失敗しましたけれども、それを挙げればキリがないくらいありますので、そうしたことも時々話をしています。

-司会, 朗読, 話し方

© 2024 KiT話し方研修センタ-