質問「明るくてきれいな話し方になりたいのですが、どうしたらいいですか?」こういう質問をされる方もおられました。
これは何といっても声を鍛えることです。通る声を身に付けることです。
そうすることによって言葉の表現力とか響き、そうしたものが変わってきます。
伝わり方が変わってくるんですね。生き生きとした話し方ができるようになります。
私がテレビ朝日アスクで3年間言われ続けてきたことは「声を鍛えなさい。声を出しなさい。通る声、安定した声を出し続けなさい」ということ。
ある意味それが全てだといっても過言ではありません。そうすることで抑揚をつけたり、スピードを変えたり、表現力を豊かにすることができるんです。
それできれいな話し方ができるようになるわけです。
ですから、まず、声、声、声、これを是非、鍛える、磨く、そういう意識を持っていただきたいと思います。
いい声というのは、思いが伝わりやすい声なんですね。声質が悪いとかそういうことを言っているんじゃないんです。
ガラガラ声、ハスキーな声、大いに結構だと思います。恥ずかしい高い声、低い声も、大いに結構だと思います。
自分のキャラクターが思いが伝わる、通る声、響く声を是非、訓練して身に付けてみて下さい。
私が今まで会話したことがある方の中で「いやな声の人」というのはほとんどいませんでした。
いやな声というのは「いやな表情をして話をしているからいやな声に聞こえるんですね。
声質じゃないんです。通る声、相手に対する思いやりのある声があれば、どんな声でも素晴らしい声だと私は思います。
ぜひ個性のある皆さんの声を磨いてみてください。